日本のテレビ番組を録画して海外に配信するサービスを巡り、警視庁は、サービスを提供していたインターネット関連会社「ジェーネットワークサービスインターナショナル」経営守谷和真容疑者(40)=広島県熊野町=ら2人を著作権法違反容疑で逮捕したと29日発表した。
逮捕は今月11日。同社は、欧州やアジアなど51か国の在外邦人ら約5000人に番組を配信し、これまで約2億7000万円を売り上げていたという。
同庁幹部によると、守谷容疑者らは2月18日、千葉県市原市内のアパートで、フジテレビのトーク番組「ごきげんよう」をサーバーに録画し、無断で海外の会員にインターネットで配信して、フジテレビの著作権を侵害した疑い。
同社は、2007年2月から、在外邦人を対象に、NHKや民放など計21チャンネルの番組を月額5000円の基本料で配信し、最近では月2000万円前後の売り上げがあったという。
日本のテレビ番組の海外視聴を巡っては、「ロクラク」と呼ばれる録画転送装置を使ってサービスを展開していた「日本デジタル家電」(浜松市)に対し、NHKと民放9社がサービスの差し止めなどを求めた訴訟の控訴審で、知財高裁が今年1月、「著作権侵害にあたらない」として、テレビ局側の請求を棄却している。