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9/27(水) 4:00配信
「私も昔はアイドルに夢中になっていたので気持ちはよくわかるんです。でも、今の若いコたちって、あまりにも周りを見ていないというか、自分さえよければいいのかな、って思ってしまいます……」
横浜市港北区内に長年住む60代の女性は、すぐそばの横浜アリーナを見上げて嘆いた。9月15日から18日までの4日間、この一帯は無法地帯と化していたという。
今年で10周年を迎えたジャニーズグループ、Hey! Say! JUMPは次世代を担うアイドルとして期待されている。それゆえに彼らを応援するファンも10代の女性が多数を占めている。
「もちろん全員がそうではありませんが、コンサート会場内外での一部ファンのマナーが問題視されてきました。そして先日、彼女たちを名指ししたものではないでしょうが、ジャニーズの公式HPで“警告”されたのです」(アイドル誌編集者)
各所でファンによる問題が起きるたびに注意喚起をしてきたジャニーズ事務所。それでも改善されないマナーに9月13日、《コンサートの開催中止勧告を受けることや、タレントが公共交通機関を利用できなくなる等の最悪のケースも考えられます》と、コンサートができなくなる可能性も示したのだった。
にもかかわらず、2日後にスタートしたJUMPの横浜アリーナ公演で、またも彼女たちが“やらかした”。
「(建ったのは)マンションが後だし、コンサートの音は承知で住んでいますよ。でも、外で騒ぐ女の子の声って、高い建物に響いて大きく聞こえるんです。それが昼夜ずっと。ほかの歌手のときはこんなことってないんですよ」(近隣マンションに住む女性)
確かにコンサート当日は、人場者だけでなく、チケットを持たずに“音漏れ”を聴くファンまでもが会場を取り囲んでいた。特に正面人り口から外周を左手に回った、関係者出人り口に面した裏通りは行き場もないほどに。この付近に立ち並ぶマンション住人にとって、やはりファンの“騒音”は問題となっていた。
また、近くには保育園や老人介護施設などがあり、子どもたちや高齢者も散歩の際に利用するのだろう。腰をかけられる憩いの広場もあるのだが、
「それぞれのグループが陣取って応援なのか、声援を送る練習をしては甲高い声で笑いながらみんなして“ヤバい、めっちゃ、ヤバい”って。歩きスマホでうろうろしたり、平気でゴミをその場に捨てて行ったり、怖くて外に子どもを連れていけませんでしたね」(近隣に住む女性)
さらに住民を困らせたのが、交通ルールの無視だという。
「道路を好き勝手に行き来するものだから、車のクラクションが絶えず響いていました。ほかにも路肩に座り込んだり、路上で電話していたり。ちょっと注意しようものなら、うざそうな表情を浮かべてどくんですけど、すぐに違う子が座り込む。正直いって今まででいちばんマナーがひどかったです」(近隣の飲食店店員)
そしてジャニーズも注意していた“出待ち”行為は、住民にとっても大迷惑な話。JUMPメンバーは裏通りを使って会場を出るのだが、ひと目見ようとファンが関係者口前を占拠していた。
「それらしい車が出るたびに“ギャー”って、一斉に道路を走って何度も大移動ですよ。あまりのひどさに誰かが通報したんでしょう。何度かpoliceが来て“道を開けてください”と指導しても、すぐ群がっての繰り返し。もう(ジャニーズは横アリに)来てほしくないね」(近隣に住む男性)
公演が開催された4日間、近隣住民からいかほどの苦情やクレームが寄せられたのか。港北police署に確認すると、
「コンサートに関しての特定はできませんが、駐車などの交通問題に関して寄せられていることは確かです。関連性に不透明なものもあるので具体的な件数は控えますが、“車や人が通りにくい”などの苦情が寄せられています。(実際に現場に出動、指導は)行っています」
この日、正式にテロ対策として正面人場口の警戒にあたっていたpolice官だが、通報によって裏通りなどの巡回も余儀なくされたようだ。
会場を運営する株式会社横浜アリーナにも話を聞くと、
「“人が多すぎて何とかしてくれ”という連絡があり主催側に連絡しまして(主催提携の)警備が対応しています」
一向におさまらぬ出待ちに窮した警備スタッフからは、こんな警告がなされていた。
「このままでは今後、横浜アリーナでのコンサートはできなくなってしまいます。ほかのグループにも影響します」
ジャニーズがいう《開催中止勧告》も、あながち大げさなことではなさそうだ。
10月にはV6の公演を控えている横浜アリーナ。無事に開催されるのだろうか。
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