この秋のテレビ界における改編でえびす顔なのは関ジャニ∞だ。これまでも『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)や『関ジャニ∞クロニクル』(フジテレビ系)などといった人気の冠番組を持っていた関ジャニだが、もう一本『ペコジャニ∞!』(TBS系)という冠番組が加わる。
SMAPが解散した今、嵐と並んでジャニーズを代表するグループへと成長した関ジャニ∞。
「どのテレビ局も視聴率がなかなか取れずに苦労している中、関ジャニ∞が出演する番組はどれも好調。どの局も彼らを起用した番組が欲しい。企画をいくつも用意して、手を替え品を替え、キャスティングしようと必死です」(テレビ局関係者)
関ジャニ∞が各局にひっぱりだこの理由をコラムニストのペリー荻野さんが分析する。
「長かった下積み時代のバラエティー経験が武器となっているのでしょう。MCではゲストの発言に全身でリアクションする。それに加え、関西弁の人なつっこさも魅力です」
特筆すべきは村上信五(35才)の充実ぶり。村上といえば、現在出演中の『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)が平均視聴率2ケタを超す絶好調。そこに新番組『今夜、誕生! 音楽チャンプ』(テレビ朝日系)の司会にも抜擢され、今や“村上特需”状態である。
「“村上時代の到来”を象徴したのが『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)での司会ぶり。ビッグ3のビートたけしを相手にひるむことなく、気を使いながらも、丁寧にボケをひろって番組をまとめた。その姿勢に『関ジャニにバラエティーを任せても大丈夫だ』という空気が生まれた。たけしも『勘がいいからね、この人は』と評価していました」(ペリーさん)