今春にCDデビューが発表されたKing&Princeが、2月1日に公式ファンクラブ(以下、FC)を発足させた。特典内容は他のFCと同様で、「会員証の発行」「会報の発送」「チケット優先申し込み」など。会費についても、人会金1,000円+年会費4,000円と変わらないが、現在「ジャニーズジュニア情報局」の会員で、さらに2月中にKing&PrinceのFCに人会した人に限り、人会金が無料になるとのことだ。
ジャニーズ事務所では、CDデビュー後にFCが発足する場合が多い。しかし、King&Princeはデビューが決まったばかりのタイミングでFCが発足しており、これは異例の速さと言っていいだろう。ファンからは驚きの声もあるが、「キンプリFC発足おめでとう! すでに勢いがすごすぎる!」「こんなに早くFCできるなんて思わなかった! すごい! うれしい! おめでとう!」などと、祝福の声が多数上がっている。人会金が無料になることや、「Pay-easy」で簡単に支払が完了することなども後押しし、FC会員は急速に増えている模様。2月2日現在ですでに6万人に達しているというファンの報告もあり、この勢いはまだまだ止まりそうにない。
そんなうれしいニュースがあった一方、ショックを受けているのはA.B.C-Zのファンだ。彼らは12年2月に『Za ABC~5stars~』でDVDデビューをはたしているが、FCが発足したのはその約4年後の16年7月。それから1年以上が経過しているが、現在のFC会員数は5万7,000人ほどと言われている。ジャニーズ事務所はFC会員数を公表していないため正確な数字は不明だが、デビュー前のKing&Princeにわずか1日で会員数が抜かれている可能性は大いにある。
そのため、A.B.C-Zのファンからは「えびの会員数すぐに抜いちゃったね~……結構ショックだわ」「もうキンプリに抜かされたの!? 今1番勢いがある時期だってわかってるけど、モヤモヤするなあ」「4年かかってやっとできたと思ったら、数日で後輩に抜かれる……悲しくなってきた」と悲観的な声が上がっている。King&PrinceのFC会員数が増えれば増えるほど、A.B.C-Zファンの表情は曇っているようだ。
A.B.C-ZはFC会員数だけではなく、CDなどの売り上げも伸び悩んでいるのが現状。昨年12月にリリースされたシングル「終電を超えて~Christmas Night/忘年会!BOU!NEN!KAI!」は、週間4.5万枚の売り上げにとどまっている。FC会員数が急速に増えるKing&Princeの勢いを見ると、CD等の売り上げでも大差をつけられてしまいそうだ。
とはいえ、これだけ勢いのある後輩がいること自体は、ジャニーズ全体にとって良い刺激になるはず。先輩グループのメンバーには、King&Princeの活躍を見て腐らずに、それぞれの個性を活かして活躍してほしいものだ。