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 Hey! Say! JUMPの岡本圭人(25才)が上智大学を退学していたことを明らかにした。

「昨年の秋、メンバーに集まってもらって、ぼくの大学のことを“報告”しました。この6年間、メンバーはぼくが仕事をしながら学生を続けることをサポートしてくれましたから。もしぼくがメンバーの立場だったら、報告を聞いてとても落胆したと思います。でもみんなは何も言わず、“圭人、大丈夫?”と…」

 新緑の季節を迎え、大学のキャンパスは新学期のオリエンテーションや新歓コンパで賑わいを見せている。しかし、Hey! Say! JUMPの岡本の姿はそこにはない。岡本は2012年4月、上智大学国際教養学部に人学。それから6年が経つが、この3月の卒業式に岡本の姿がなかったことで、「“3留”したのではないか」と報じられたが、実は留年ではなく「退学していた」のだと明かした。

 岡本は一呼吸置き、まっすぐ前を向いて続ける。

「昨年夏、実家に大学から1通の書類が届きました。その封を開けた父(元?男闘呼組で俳優の岡本健一?48才)からの電話で、大学を『退学』になったことを知りました。父とは芸能活動を始める際に“必ず大学まで卒業する”と約束していましたし、ジャニー(喜多川)さんも人学を喜んでくれていました。それなのに退学になってしまって…。父や事務所のかたがた、メンバー、ファンのみなさんにも心配をかけてしまい本当に申し訳なく思っています」

 岡本は「グローバルな人間に育ってほしい」という父親の教育方針もあって、9才から5年間、イギリスに留学。帰国してからもインターナショナルスクールに通い、英語が堪能だ。上智大学国際教養学部はすべての講義が英語で行われ、9割の学生が留学生や帰国子女というハイレベルな環境だが、岡本は一般人試で合格し、1学年50人弱という少数精鋭の学生の中で学業と向かい合ってきた。

「たとえば、シェークスピアなどの作品が学べる海外文学の講義は、舞台の仕事でも役立つと思って取り組んでいました。英語の能力を伸ばすことでグループの活動に貢献もできると考えていました。しかし、正直なところ、学業はずっと悩みながら続けてきました。ぼくよりもずっと忙しくても仕事と学業を両立させて大学を卒業している先輩が大勢いるので、ぼくが器用な性格ではないことが悪いのですが、仕事に打ち込むほど、大学の勉強に集中できないことも増えてしまったんです」

 岡本のスケジュールはこれまで学業が最優先。授業の時間を避けて仕事のスケジュールが組まれるので、他のメンバーも少なからず影響を受けてきた。

「大学や学業とはいっても、あくまでプライベートなこと。メンバーには、いろんな我慢をしてもらってきました。それが心苦しかったところもありました」

 同大学は女子学生の割合が高いことでも知られているが、アイドルという仕事を持つ岡本にとって、友人をつくることもハードルが高かった。

「実は今回退学になる前、一度、自主退学しているんです。2014年の春ですね。学業との両立は難しくて…。それでも、やっぱり語学を学び、大学を卒業するというのが親との約束ですし自分の個性でもあると考え直し、2015年春に再試験を受けて、復学したという経緯もありました。

 慶應大学を卒業された嵐の櫻井翔くん(36才)にも相談したことがありました。“何かあったらいつでも電話して”と親身になってくださって…。みなさんに協力してもらったのに、こうなってしまったこと、すべてはぼくの力不足です。退学になったのは昨年夏のことですが、まだ気持ちの整理がついていないというのが本当のところです。父も本当に残念だったと思います。

 昨年末、初めてNHK紅白歌合戦に出させていただいたとき、父から“生まれ変わったつもりで頑張れ”と声をかけられました。今は改めて、Hey! Say! JUMPとファンのみなさんのために、ぼくが何ができるのかを真剣に考えています」

 岡本が悩み、考えた先にある未来に期待したい。

※女性セブン2018年5月3日号