キムタク「HERO」が映画で復活!おなじみの面々も勢ぞろい
全話で視聴率30%を超えた、SMAPの木村拓哉(34)主演のフジテレビ系大ヒットドラマ「HERO」が映画化されることが6日、分かった。今回はキムタク扮する久利生(くりゅう)検事がかつてない強敵に挑む内容で、松たか子(29)をはじめとしたドラマ版でおなじみの面々も勢ぞろい。来年9月に公開が予定されているが、実写邦画興行収人歴代1位の「踊る大捜査線」に負けない国民的映画となりそうだ。
あの久利生検事が映画になって帰ってくる。
「HERO」は平成13年冬に連続ドラマとして放送された。中卒で元不良の型破りな検事が、独特の視点と洞察力で真実を追う姿を描いた作品。物語の面白さに加え、その強烈なキャラクターが絶大な人気を呼び、フジの連ドラ史上歴代1位となる平均視聴率34.3%の爆発的ヒットを記録した。今年7月には特別編として単発ドラマで5年ぶりに復活し、平均30.9%の高視聴率を獲得したばかりだ。
これだけの作品だけに、同局の亀山千広映画事業局長は3、4年前から映画化を考えていたというが、特別編の成績で作品の力を改めて認識して、最終決断。現在は台本を作成中で、来年3月にクランクインする予定という。
映画は、古巣の東京地検城西支部に戻ってきた久利生検事が、能力、才能に恵まれ、権力も持つシリーズ最強の敵と対決する内容。相手役には大物ゲストをキャスティング中で、久利生もテレビ版で見せたことのない苦戦を強いられそうだ。
特別編は山口県が舞台でキムタク以外のレギュラーメンバーの登場が少なかったが、今回は松をはじめ、大塚寧々(38)、阿部寛(42)、勝村政信(43)らドラマでおなじみの面々の出演を予定。スケール感ある映像にもこだわるようで、海外ロケも視野に人れている。
「HERO」の久利生検事といえば、あの「踊る大捜査線」の青島刑事(織田裕二)のように、役と俳優が1つになった存在感の強いキャラクターが売り物。ドラマが大ヒットしているだけに、映画の方も「踊る-」を超える可能性を秘めた作品となりそうだ。
(サンケイスポーツ) - 12月7日8時0分更新