- 23518 - = =2017/1/6 23:10:00
dot.?1/6(金) 11:30配信
山田涼介、知念侑李、中島裕翔、岡本圭人、有岡大貴、高木雄也、伊野尾慧、八乙女光、薮宏太――Hey! Say! JUMP は、2007年のデビュー以来、18曲連続でオリコン週間シングルランキング1位を獲得。同年、東京ドームで開催したファーストコンサートは、史上最年少記録だ。だがステージを中心とした活動をしていたため、一般的な認知度はそれほど高くなかった。それがここ数年、バラエティー番組や映画、ドラマに引っ張りだこの存在となり、メンバー個人の活動も充実。ファン層を飛躍的に広げている。17年にデビュー10周年を迎える9人に、今の思いを聞いてみた。
* * *
山田:舗装されてない、凸凹の道を歩いてきたような気がする。
有岡:デビューしてから数年間は知名度が低くて、悔しい思いもしたからね。最近は僕たちが出ていない番組でも「Hey! Say! JUMP」の話題が出るときがあって、ありがたい。
高木:すっごい子どもだったのが、みんな大人になったからね。いろんな経験をさせてもらって、この10年で全員がすごく成長した。
岡本:10年間という長い間グループでやってこれたってこと自体がすごい。これはもう運命だと思う。
八乙女:10年経っても変わらないのは、仲の良さかな。
薮:ケンカしても、結局、次の日に仕事で一緒だったりするからね。仲悪くする意味もないかなって。
知念:逆に変わったことも、仲の良さかな。結成当初から仲は良かったけど、緊張したり壁があったりもしたから。今はそれがなくなって、一人の大人として仲良くできている。でも、「仲良くしよう」って意識しているわけじゃないから、たまたま相性のいいメンバーが集まったんだと思う。
山田:チームワークや結束力は、どんどん強くなってるし。
八乙女:キツイ仕事を一緒にやったりすると、絆が強まるよね。
知念:吊り橋効果?(笑)
高木:昔は友達の延長線だったけど、今は全員が信頼関係でつながってる。
中島:ライブの打ち合わせでも全員が発言するし、年下メンバーが年上メンバーにちゃんと意見が言えるようになった。いい意味で上下関係がなくなって、グループとして理想的な関係性だと思う。
薮:自然に言い合ってるよね。リハーサル映像を見ながら、「ここはこうしたほうがいいんじゃない?」「この人はもうちょっとこの手を上げたほうがいいと思うよ」とか。
知念:9人がビシッとそろうと、迫力が違う。その分、少しずれるとバラバラになるから難しいんだけど。
八乙女:身長が違うけど手の上げ位置はそろえるとか、そういうところから固めないとね。
伊野尾:9人いることは、強みでもあるけど、難しさでもあるから。
高木:一人ひとりの良さを伝えようと思うと、尺(時間)を使っちゃうしね。
中島:でも、たまに爆発的な集中力が発揮されるときがあるよね。
伊野尾:あるね。
高木:ある。全員の目指すものが一緒になる瞬間。
中島:そこは間違いなく、Hey! Say! JUMPの強みだと思う。
山田 2016年はいろんな人にHey! Say! JUMPの良さを伝えられたんじゃないかな。バラエティー番組やドラマにもたくさん出させてもらったし。
伊野尾:17年は節目のタイミングだし、もっともっといろんなものを伝えたい。アルバムやシングルもいっぱい出したい。
岡本:コンサートもしたいね。ずっと応援してきてくれたファンの方にも、最近知ってくれた方にも楽しんでもらえるような。
高木:ファンのみんなに会う機会をいっぱい作ることが、お礼になると思う。
八乙女:それから、一人ひとりの仕事が増えて、それぞれが実力をつけていくことも大事だよね。
中島:それがグループとしての魅力につながると思う。10周年の実感はまだないけど、新たなスタートを切るつもりで、初心に戻って頑張りたい。
山田:10周年は誕生日だから、もちろん祝ってほしい。でも、通過点だから気負ってはいないかな。僕らを見守ってくれている人、支えてくれている人たちへの感謝の年にしたいですね。
※週刊朝日 2017年1月6‐13日号
- 23531 - = =2017/1/7 15:44:00
- 23545 - = =2017/1/9 8:52:00
オリコン?1/9(月) 8:40配信
東京ドームでグループ初の年末年始単独コンサートを行ったHey! Say! JUMP。1日には、同所で史上初の1日2回公演という新たな記録を生み出した。デビューして今年で10周年、「特別な年であり通過点」と語った彼らが宣言した新たな約束とは?
◆ファーストコンサートを行った東京ドームで、存在感増す9人
今回のステージは、昨年夏から秋にかけて開催された5thアルバム『DEAR.』をコンセプトにしたツアーのスペシャルバージョン。メインステージ頭上に設置されたシャンデリアは5台に増えただけでなく、特大のトロッコ、噴水、ムービングステージも加わって豪華絢爛。これらのセットからも、初の年末年始単独東京ドーム公演にかける彼らの想いが伝わってきた。そんな特別感はセットリストにも垣間見え、前ツアーからの変更だけにとどまらずボリュームアップ。もちろん、メンバーの士気の高さも負けてはいない。
序盤から「Happy New Year!」(岡本圭人)、『PON!』(日本テレビ系)で公約したセリフ「飛ばすからしっかりつかまってて!」(中島裕翔)など、誰からともなく気合を人れる声が上がり、カウントダウンコンサートを挟んだ元日夜の最終公演でもウルトラパワーが炸裂した。2007年12月のデビュー&ファーストコンサート以降、幾度となくこの地に立ってはいたけれど、この日の9人は絶対エースの山田涼介を筆頭に、個の輝きが一層強く放たれていた。映画やドラマ、バラエティ番組といったソロで活躍する場が増えると、ここまで存在感も強くなるものなのか。それぞれにつけた力をステージで解き放ち、山田涼介のレッド、知念侑李のピンク、中島裕翔のライトブルー、岡本圭人のグリーン、有岡大貴のオレンジ、伊野尾慧のブルー、高木雄也のパープル、八乙女光のイエロー、薮宏太のイエローグリーンは、より濃く空間を彩っていた。それだけひとりひとりのパフォーマンスに見人ってしまうのだから、このドームという広い会場で彼らを追うには、誰もが目がふたつでは足りないと思ったに違いない。そして、その9つの力はグループが大切にしているコンサートでひとつになる。
◆最大の武器?ダンスの幅を広げ、パフォーマンスに遊び心も
テレビサイズでも「ダンスがヤバイ!」とSNSで話題になるほど、今やJUMPの最たる武器となっているダンス。「RUN de Boo!」ではセンターステージから左右に広がる花道までが一緒にリフトアップし、ロングスケールのパフォーマンスを見せたほか、前半では「Beat Line」「ウィークエンダー」「Fantastic Time」を、後半では「SUPERMAN」「Give Me Love」「Ride With Me -2016-」と、多勢グループならではのバリエーションに富んだダンスで高揚感を煽った。特に、切ないメロディで聴かせる「Give Me Love」にフルパートで振り付けがあったのは注目すべきところで、楽しさやカッコ良さを追求するだけに留まらず、苦悩を乗り越え希望を見出す主人公の感情を表現。ダンスの幅をさらに一歩広げたように思えた。また、アリーナツアーではバンド演奏が「ChikuTaku」の1曲のみだったが、今回は「Your Seed」をプラス。本当にアイドルか?と思ってしまうほどのプレイで心躍らせた。八乙女のスラップ奏法で生まれるグルーヴ感は、バンドの要といえるだろう。
そして、何より9人が頼もしく思えたのが、気負っていなかったことだ。2015年の大みそかに京セラドームでカウントダウン公演を行ったときは、それぞれに緊張を口にしていた彼らだが、この日はそれを楽しさへと転換させるに至ったのか。知念や伊野尾が歌詞をアレンジしたり、「真剣SUNSHINE」ではビジョンに映った有岡が目をマイクで隠されたり、「School Girl」では山田を真ん中にした“かごめかごめ”を投人してくるなど、随所に遊びを盛り込んだ。MCにいたっては、次々とメンバーがトークをかぶせていくために、カメラが何度か追えずにいたこともあるほど。グループの自由度満載なチーム感は、今後も失ってほしくないものだ。
◆デビュー10周年、「特別な年」への抱負
アンコールは、「Give Me Love」のカップリングに収録された“あけおめソング”「Baby I Love You」からスタート。観客のJUMPコールに応えて再びステージに現れたときには、岡本が舞踏会に映えるメイクをした“ケイティ”に扮し、最後まで特別感を演出。
「僕らはひとりひとり幸せにしなくちゃいけない宿命を持っている。もっともっと高みを目指していきます」(薮)。「僕たちは今年10歳になります。特別な年だけど、通過点。ここから見える景色は本当にキレイなんですよ。僕たちもみんなに見たことのない景色を見せてあげたい」(山田)。さらなる成長を約束するふたりの言葉でスペシャルな舞踏会は幕を閉じた。デビューコンサートを開催した地で新たな景色を目に焼き付けた9人は、2017年も大きくハイジャンプするだろう。