12月31日をもって解散するSMAP?草なぎ剛(42)が、解散後初となる連続ドラマに主演することが20日、分かった。来年1月スタートのフジテレビ系「嘘の戦争」(火曜後9?0)で、幼いころに家族を殺された詐欺師の復讐を痛快に描く物語。カンテレ制作の同枠で7度目の“座長”となる草なぎは解散後の連ドラ初主演に「僕の人生の節目といつもリンクしている。エネルギーが湧いてくるドラマにしたい」と気合十分だ。
来年1月から独り立ちする草なぎがゆかりの連ドラ枠でリスタートを切る。
SMAPは8月14日に、12月31日の解散を発表。大みそかのNHK紅白歌合戦に出場するか注目されているが、現状は未定。12月26日に放送するとみられる同局系「SMAP×SMAP」(月曜後10?0)の最終回が、5人での最後の仕事となる可能性が高い。
草なぎにとって解散後、初の連ドラ主演作となる「嘘の戦争」は、幼いころに家族を殺され、詐欺師となった男が犯人に復讐を果たす痛快エンターテインメント。昨年1月期に放送され、平均視聴率13?4%を記録した草なぎの主演作「銭の戦争」のスタッフが再集結し、「銭-」とは設定を変えた“復讐シリーズの第2弾”となる。
草なぎはこれまでに、カンテレ制作の火曜午後10時台の連ドラ枠に6度主演(吉田羊が主演し、現在放送中の「メディカルチーム レディ?ダ?ヴィンチの診断」から同9時台に移行)。1997年の「いいひと。」で連ドラ初主演を果たし、2004年の「僕と彼女と彼女の生きる道」では、自身の連ドラ作最高の平均視聴率20?8%を記録。7作目となる「嘘の戦争」はSMAP解散後の初ドラマという節目に重なった。
思い人れのある同枠での主演に草なぎは「『草なぎ剛ドラマヒストリー』には欠かせない枠。リスタートを切れたり、僕の人生の節目といつもリンクしている」と感慨深げ。「“初心忘れるべからず”ではないですけど、何かに気付かせてくれたり、心を改めさせられたり、といった機会を作ってくださっているように感じる」と感謝する。
詐欺師役だが、自身は「嘘をついても顔に出ちゃう」と苦笑し、「幸せになるいい嘘もある。だから懐が深い人がつく嘘は、なんかいい気がします」と持論を展開。騙し合いが見どころの同作に「ドラマを見て、本当の真実を見つけてほしい。もしかして真実なんてひとつもないのかもしれない…なんてね(笑)」とお茶目にアピールした。