1月3日に放送された、嵐?櫻井翔主演の新春大型ドラマ『君に捧げるエンブレム』(フジテレビ系)が、8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録したことがわかった。フジでは、2012年から1月3日に嵐メンバーのドラマを放送することが恒例となっているが、歴代最低視聴率を更新した。
同ドラマは、不慮の事故に遭って脊椎損傷の大ケガを負い、半身不随になったJリーガー?鷹匠和也(櫻井)が、車椅子バスケに出会ってパラリンピック日本代表選手を目指すという実話を元にしたストーリー。婚約者役に長澤まさみ、車椅子バスケの戦友役に市原隼人、ライバル役に安藤政信、スポーツ紙記者役に香川照之など、豪華俳優?女優陣が脇を固める、新春の超目玉ドラマとして放送された。
「ところが、視聴率は8.4%と2ケタ割れの大爆死になってしまいました。視聴者からは、『キャスト陣、みんな車椅子バスケがうまくて感動した。必死に練習したことが伝わってくる』『制作サイドもキャストも、真摯に車椅子バスケという競技に向き合っていたと思う』『ただのお涙頂戴ドラマじゃなかった』など、好意的な感想が上がる一方、ネット上には『24時間テレビみたい。新年から見たいドラマじゃないかな……』『もっと気軽に見られそうなテーマのドラマがいい』など、そもそも題材に拒否反応を示している声も少なくなかったです」(芸能ライター)
櫻井は、フジの新春ドラマに2年ぶりに登板。前作の『大使閣下の料理人』(同)は、11.8%を記録し、「3ポイント以上、視聴率を下げてしまったことになる」(同)という。
「ほかの嵐メンバーが主演したフジ新春ドラマは、16年の二宮和也主演『坊っちゃん』が10.4%、14年の大野智主演『鍵のかかった部屋スペシャル』が15.9%、13年の松本潤主演『ラッキーセブン』が15.0%、12年の大野主演『もう誘拐なんてしない』が13.7%という結果で、『君に捧げるエンブレム』は、歴代最低かつ初の2ケタ割れ。同時間帯に放送されていた『科捜研の女 正月スペシャル』(テレビ朝日系)11.2%にも負けてしまいました」(同)
業界内では、「嵐人気が下降しているのを否定できないという声が多数上がっている」(同)ようだが、果たして来年も、嵐主演のフジ新春ドラマは放送されるのだろうか?